ブログ

ディストピアの中にいた

衆院選も、本日を含めて残り5日となりました。
情勢調査では、自民党が単独過半数をうかがう勢いとのことです。

それにしても、高市人気は凄まじいですね。
自民党の候補者は、「高市政権を支えていきます!」と唱えれば当選できる状況です。

多くの有権者は、今回の選挙を
「自民党 VS 中道」
という構図で捉えているのではないでしょうか。

しかし、それは大きな間違いです。

確かに、小選挙区制という制度上、実際に選べる候補者が限られている選挙区では、そのように見えてしまうのも無理はありません。
ですが、世界の本当の対立軸は、そこではありません。

グローバリズム VS 反グローバリズム
これが、現在の世界の政治構造です。

人・モノ・カネが国境を越えて有機的に移動するグローバリズム。
一見すると先進的で、「♬We are the world〜」のような美しい響きがあります。

しかし、グローバリズムは格差を拡大させます。

トマ・ピケティは『21世紀の資本』で、
r > g
すなわち、資本収益率は経済成長率を恒常的に上回ってきたと述べました。

これはどういうことか。

汗水垂らして働いて得られる富(賃金)よりも、
資産を運用して得られる富の増えるスピードの方が圧倒的に速い、
ということです。

金持ちはますます金持ちになり、
貧しい人はますます貧しくなる。

普通に考えれば、これは持続不可能です。
なぜなら、圧倒的多数は「貧しい側」に属するからです。

本来なら、反乱が起きてもおかしくない。
革命が起きても不思議ではない。

少なくとも、選挙において
「金持ち優遇政策」を続ける政党は敗北するはずです。

ところが、そうはならない。
なぜか。

それは、有権者に本質が見えていないからです。
「自民党 VS 中道」という誤った構図を刷り込まれているからです。

しかし、冷静に見れば、
どちらもグローバリズム政党です。
右に行っても地獄、左に行っても地獄。

電車に乗れば、イヤホンをしてスマホでSNSやゲーム。
家に帰れば、NetflixかYouTube。
毎日、同じサイクルの繰り返し。
でも、コンビニで甘いお菓子と甘いジュースを買えば、ちょっと幸せ。
治安も悪くない。誰かに襲われることもない。
その間に、
さまざまな名目で税金が課され、
社会保険料も、市県民税も、驚くほど上がっている。
それでも、
「まあ、こんなもんでしょ」
海外旅行なんて夢のまた夢だけど、
SNSやYouTubeで綺麗な写真や動画を見れば、行った気になれる。
恋人はいないけど、
生成AIのエロ動画を見ていれば、
面倒な人間関係なんていらない。
家族? 子ども?
自分の自由を制限するものを、
誰が好き好んで持つのか。
家族なんて制度ごと壊してしまえ!
尊重されるべき「個」である一人一人がスマホの中に逃げ込んでしまえ!
「女性が輝ける社会へ!」
「子どもを産み育てるだけが女性の幸せじゃない!」

――その間にも、
税金と社会保険料は、着実に上がり続けています。

世界は、すでにグローバリズムと戦っています。

トランプが、
プーチンが、
マリーヌ・ル・ペンが、
ヴィクトル・オルバーンが、
オブラドールが、
アリス・ヴァイデルが、
そして、神谷宗幣と原口一博が。

繰り返しますが、現在の政治は、
グローバリズム VS 反グローバリズム
です。

格差を広げるのか。
中間層を豊かにするのか。

なぜグローバリズム政党は、
頑なに消費税を廃止・減税しないのでしょうか(選挙前には限定的な消費税減税を言っていますが、これはいつもの目くらましで実現されないと思います。されても2年ですけどね)。

事業者から集めた消費税は輸出企業に還付されます。
輸出先の外国からは消費税が取れないからです。

トヨタやソニーに還付される金額は、
年間で数千億円規模とも言われています。

円安でただでさえ利益を上げている輸出企業。
一方で、国民は輸入物価の高騰に苦しんでいる。

それでも、グローバリズム政党は格差拡大政策を続ける。
なぜか。

答えはシンプルです。
政治献金の額が違うからです。

大企業は、莫大な政治献金を行います。
その資金を使い、
人員・広告・物量を総動員して選挙を戦う。

上念司、門田隆将、竹田恒泰といった
いわゆる「保守系インフルエンサー」が、
「神谷は嘘つきだ」というレッテルを貼り、
ネットでそれが無批判に拡散される。

受け取る側のリテラシーが低ければ、
イメージ戦略に簡単に飲み込まれる。

「神谷=嘘つき」
「高市=正義のヒロイン」

こうして高市人気は、さらに加速する。
もはや、どんな失言があっても支持は揺るがないでしょう。

このサイクルの中で、考えることをやめた無気力な有権者は投票しない。リテラシーのない有権者は自分たちを苦しめているグローバリズム政党に投票する。

だから、反乱は起きない。
令和に一揆はない。

私は、ジョージ・オーウェルの『1984年』を
恐怖の未来像だと思っていました。
しかし、気づけば、すでにその中にいた。
『猿の惑星』のラストシーンのような衝撃です。

今回の選挙、このままでは自民党の圧勝です。
そうなれば、グローバリズム政策が推し進められることは間違いないです。
皆さん勘違いしていると思いますが、高市早苗は正真正銘のグローバリストです。
保守的な考え方を持っているのかもしれませんが、グローバリストであることは間違いない。

これは、日本がこれまで乗り越えてきた苦難の中でも、
最大級の試練かもしれません。

それでも――

何度負けても。
首を絞められ、目隠しをされ、手足を縛られても。
手探りで、前に進むしかない。

その姿を、子どもたちに見せるしかない。
なんであの時お父さんは仕事を休んで、橙色の服を着て大声で誰かを応援してたの?
なんで冬の朝から駅前でビラを配ってたの?
と、覚えていておいてほしい。

「こんなディストピアにしてしまって申し訳ない」と
涙を流しながら。
前のめりで、行けるところまで行きましょう!

その姿を見た子どもたちが、
孫たちが、
いつか反逆してくれるはずです。
日本を取り戻してくれるはずです。

いや、でも、まだ終わってない!!
諦めたらそこで試合終了です。
せめて今回の選挙。
全小選挙区の中でも、
最高の候補者がいる福岡2区だけは、
反グローバリズムの狼煙を上げましょうよ!

あと5日!
まだまだ、これから!

関連記事

  1. 権利のための闘争
  2. 司法試験に合格する方法
  3. 日本国国章毀損罪?
  4. 話を聞かない人たち
  5. 入管法違反事件の接見(失敗談③)
  6. 供給能力を破壊する政府
  7. 日本人ファースト
  8. 『無効票の行方』~麻生太郎と菅義偉~

お問い合わせ

明石法律事務所

活動のご報告

PAGE TOP