先日、九州学生剣道連盟名誉会長であられる角正武会長がご逝去されました。
体調不良を理由に学生剣道連盟の会長を勇退なさったばかりでした。
角会長は、九州の学生剣道大会の際には、会長として開会式などで式辞を述べられていましたが、毎回おっしゃっていた言葉があります。
それは、「正々堂々と戦え」ということでした。
「勝ち負けに拘らず、気剣体一致した思い切った技を出すように」と常日頃からおっしゃっていました。
突然のことでお通夜の時間に間に合わず、私は22時頃に斎場に向かいました。
会長のご子息がいらっしゃったのでご挨拶をし、「お父上は家庭でも厳しい方でしたか?」と尋ねると、「いえ、とても暖かい父でした」とお答えになられました。
そういえば角会長の笑顔は暖かかったな、とご遺影を眺め、感謝を込めてお線香をあげさせていただきました。
先日の衆議院議員選挙で、チームみらいが11議席を獲得したことが話題になっています。
安野代表は選挙期間中、地上波のテレビに出演する機会も多かったとはいえ、チームみらいはまだそこまで知名度が高いとは思えない。
そんな新興政党が大躍進したことで、不正選挙があったのではないかと疑念を持つ方がいるのも理解できます。
現場の空気感や各選挙区でのさまざまなデータを照らし合わせると、この結果は確かに不自然で不合理に感じられる面があるのも事実でしょう。
言うまでもなく、民主主義の根幹をなす選挙は何よりも公正さが求められます。
仮に不正選挙があったとすれば、許し難いことだし、厳しく罰せられるべきです。
ま、でも、ずるしたかどうかは分からないし、そんなことをする政党であれば、いずれ消えますよ。
私が九州学生剣道連盟の役員になったのは、ある飲食店で当時連盟の副会長をされていた内野勝美先生と出会ったのがきっかけです。
内野先生はお連れの方と隣の席で食事をしていたのですが、剣道の話が聞こえてきたので、「私も熊本大学で剣道をしていました」と話しかけたんです。
そしたら内野先生が、「よし!じゃあ、剣道連盟に入れ!」と誘ってくださいました。「金は出らん。逆に出ていく。得することは何もない。」と言われました笑
そんな誘い方ある?と内心思ったけど、「分かりました。よろしくお願いします。」とお答えしました。
そんな内野先生もご病気になられ、2年前に亡くなられました。
亡くなる直前まで連盟に尽くされ、最後に学生の大会にお越しになった際は、見違えるほど痩せておられました。
おそらく立っているのもお辛かったと思いますが、大会終了後、母校の福岡大学剣道部の学生を集めて長い時間話をされていました。
話の内容は聞こえてきませんでしたが、その後ろ姿とそれを真剣な表情で聞く学生たちの姿は、今も目に焼き付いてきます。
数ヶ月後の夏に、内野先生は亡くなられました。
そして、その年の秋に行われた全日本学生剣道大会で、福岡大学女子剣道部は優勝し、日本一になりました。
今頃、角会長と内野先生は、どこかで一緒にお酒を酌み交わしていることでしょう。
連盟の先輩たちは、最期までカッコいいので嫌になります笑
正々堂々として潔い。
私も九州学生剣道連盟の役員の一人として、学生たちに「勝ち負けにこだわらず、正々堂々と戦え!」という角会長の教えを、身をもって伝えていきたいと思います。