今日はめちゃくちゃ寒いですね。受験生は風邪をひかないように。暖かくして、ラストスパート、頑張ってください!
私は、旧司法試験には合格できませんでしたが、一応、新司法試験には一発で合格したので、今回は「司法試験に合格する方法」を教えます。
「たいして成績も良くないお前に何が分かるのか?」「試験に合格したのは10年以上前の話で、今とは傾向が違うのではないか?」という疑念や批判があるかもしれませんが、受かればこっちのもんだし、司法試験の本質は変わっていないと確信しています。
ずばり、司法試験に合格する方法は、
「聞かれていることに答えること」
です!
「そんなの当たり前だ」と思うかもしれませんが、試験委員が本当に答えて欲しいことに、自分なりの理由をつけて答えることができれば合格です。
司法試験の論文試験は、事例問題において、従前の判例などと比較しながら「その事案の特殊な事情についてどう考えるのか」を聞く問題だと認識しています。
特殊な事情にたどり着くまでには、基本的な法解釈の手順や判例の知識が前提となるので、そこは勉強しないといけません。ですが、明らかに「ここを聞いてきているな」というポイント(典型的な論点や有名な判例と事情が異なる点)があるんですよね。
そのポイントに気づくことができないようでは合格には程遠いですが、そこから逃げずに、誠実に自分なりに答えることができれば合格です。
私は、39歳という年齢で司法修習生(67期・大分修習)となりました。
同期に30代のおっさんは何人かいましたが、司法試験に苦労しているおっさん連中は癖がある人が多かった笑。他方で、20代の若い連中は素直で洗練されていて、おっさん連中より全然大人でした。
大分修習の同期では、一番年齢が高いおっさん(僕より年上の人が一人だけいたんです! 彼は愛すべきキャラでした)が一番子供で、一番年齢が低い女性が一番大人でした。
これは、単に「若くして合格した人たちがスペックが高くて優秀だ」というだけではありません。人間として素直な人、つまり「問題の特殊事情に気づく感性」と「そこに正面から向き合う誠実さ」を持った人が合格しやすいということなのだと思います。
今年司法試験を受験する方は、過去問を通じて「試験委員は何が聞きたかったのか」を掴む訓練をしてください。
弁護士になった後も必要な能力が身に着くはずです。
話は少し変わりますが、私は最近、自分が非常に能力の高い弁護士だと感じています。
いや、ほんとに笑。
それは、明らかに他の弁護士とは「話の聞き方」が違うと感じることが多いからです。
他の弁護士が、相談者や依頼者と話をしているのを一緒に聞く機会(依頼者とともに管財人や後見人の事務所に行くときや、私選の刑事事件を共同受任して一緒に接見するときなど)に、その弁護士の話の聞き方を「ちょっと怖いな」と感じてしまうことがあるんです。
一般的な弁護士は、話の要点だけを聞きたがります。
相談者や依頼者が余計なことを話し始めると、途中で遮って「そこは聞いてません」「○○を聞いているので、端的にその点を答えてください」というようなことをおっしゃるんですよね。
たしかに、法的効果を得るための要件事実を聞くことは重要です。しかし、相談者や依頼者が「聞いて欲しいこと」に単純に耳を傾けることは、信頼関係を築いたり納得のいく解決を探るうえで、それ以上に大事なことなのではないかと思います。
先生方は皆さんお忙しいので、そこまではできないということなのかもしれませんが。
私は、弁護士会の電話相談なんかでは、ひたすら話を聞いています。ただただ共感して、相槌を打って聞いています。
正直、最初から解決策や答えを必ずしも提示しようとも思っていません。下手をすると1時間くらい同じ相談者と電話していることもありますが、最後は皆さん納得されます。
解決策を得たからではなく、「聞いてもらえたから」納得されているんだと思います。だって、別に解決策なんか提示してないですもん笑(もちろんすることもあるので悪しからず)。
でも、感謝されるし、よく名前を聞かれます。
弁護士会の相談課に「良い先生に聞いてもらえた」「すっきりした」「相談してよかった」という意見が多く届いていたら、たぶん私が話を聞いた相談者からだと思います(どんだけ自信あるんや笑)。
また大変ありがたいことに、以前ご相談いただいた方やご依頼者様から再度ご依頼を受けたり、ご紹介をいただくことは本当に多いんです。
そして、ご依頼者とのトラブルはほとんどありません。
自慢(自己満)話から無理やり話を元に戻すと、要は「聞かれてることに答えること」!
何を聞かれているのか(依頼者・相談者の本質的な悩み)をきちんと理解・把握することが重要だ、ということでした。