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供給能力を破壊する政府

最近、腹が立っています。

私の好きな飲食店が閉店に追い込まれたり、能力があって人柄も素晴らしいプロフェッショナルが自信を失っている。
これらは私の周りだけの事象ではないと思います。

ご承知のとおり、日本のGDPは過去30年近くずっと横ばいです。GDP成長率は常に最下位レベル。日本以外の下位国はほとんどが内戦や政情不安にある国々です。平和で安定しているはずの日本が成長できていないというのは、どう考えても異常です。

税金や社会保障費は恐ろしく高く、加えて、コストプッシュで物価は上がり続け、他方で手取りは増えず、国民の生活はどんどん苦しくなっています。

お店はいったん廃業してしまうと、そこで築いた信用やお客さんのつながりが消えてしまいます。
芸能や芸術を鑑賞する場や、磨き抜かれた技術、知識・経験を継承する場が無くなれば、芸術家や職人は、生活するために、自身が人生をかけて取り組んできたことをやめないといけなくなるかもしれない。
みんな、たまには好きなお店でご飯を食べたいし、バーでお酒を飲みたいし、素晴らしい芸術を鑑賞したり、知識や技術を得たいのに。
余裕がなくて出来ない。外食も自己投資も出来ない。趣味にお金をかけることも、海外旅行にも行けない。

日本人は他人のせいにしたがらないから。お客さんが来ないのは自分の努力が足りないからだ、セミナーに人が集まらないのは自分に人気がないんだ、と思ってしまうけど、多分そうじゃないんです。

需要拡大のために可処分所得を増やす政策を意地でも取らない政府によって、ひいては日本の供給能力が破壊されています。政府によって国民は自信をなくしています。
石破首相は「日本の財政はギリシアより悪い」と手垢のついたでたらめを言って緊縮財政・増税を正当化しようとしています。何が何でも絶対に減税はしない!という確固たる意志を感じます。
森山幹事長も、「将来世代に大きな負担~」「責任政党として~」とか言っていますが、供給能力が破壊されれば、将来世代はツケを負わされます。
人が人生をかけて取り組んできたことを奪っておいて、責任ある政治をしていると言えるでしょうか?

日本国民は政府にナメられています。
どうせ若者や現役世代は投票に行かない、無党派層は政治に関心がない、組織票があるから大負けはしない、と思われています。
だって、選挙前なのに、口だけの人気取りの政策すら言わなくなりましたよね。
もはや、彼らは「国民の敵」という立場を隠そうとしていません。
ならば、お望みどおり選挙で落としてやろうじゃないですか!

与党で過半数割れは当然、増税派で大連立を組む選択肢を与えてもダメです。
徹底的に国民の敵(自公立)を殲滅しましょう。
あと2か月、一人一人に出来ることはまだまだあると思っています。
組織の利益じゃなくて、日本全体、将来の日本のために有権者が投票行動をとるところを、見せてあげましょう!
誰がこの国の主権者か、分からせてあげましょうよ。

あ~スッキリした笑

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